私は観覧車に乗っていた。壁には砂漠の薔薇が描かれている。 私は電車に乗った。車窓のなかを巨大な鉄塔が通り過ぎていった。むきだしの骨組みをあらわにした燈籠が、放射した鉄の先に吊されている。燈籠にあいた窓以外の場所には蔦が絡まり、幾本も寄りあわ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。