2020-10-08から1日間の記事一覧

断片蒐集 40 アウエルバッハ/活人絵とドラマ

ミメーシス―ヨーロッパ文学における現実描写〈上〉 (ちくま学芸文庫) 作者:エーリッヒ アウエルバッハ メディア: 文庫 ダンテは『神曲』において、ある種の活人絵の美術館か動物園をへめぐっているようなものであり、ベアトリーチェが登場するときに、初めて…

ケネス・バーク『歴史への姿勢』 47

... 決疑論的拡張 Casuistic Stretching 決疑論的拡張とは、理論的には古い原理に忠誠を誓っていながら、新しい原理を導入することである。教会が表向きは投資を禁じた法体系のもとにありながら、投資の拡大を許していることは既に見た。法律家は、決疑論的…