2021-09-13から1日間の記事一覧

一言一話 53

批評をめぐる試み―1964 (ロラン・バルト著作集 5) 作者:ロラン バルト みすず書房 Amazon 構造主義的活動 シミュラークル およそ構造主義的活動といわれるもののねらいは、それが反省的思考のものであれ詩的なものであれ、ある<<オブジェ>>を再構成する…

ケネス・バーク『動機の修辞学』 27

.. 想像力 恐らく、一種の<知>としての想像力の理論は、詩的思考と科学的思考とが重なり合う領域において最上の働きをするので、説得手段としての「想像力」への関心は近代になるまで十分な開花を見るに至らなかった。また、古典的修辞学におけるそうした…

ブラッドリー『仮象と実在』 148

[固性。288-290] かくして、我々は各々空間的な諸関係において独立した、数多くの物理的体系をもつことができる。そして、我々はこの点からもうひとつの関心に進むことができる。そうした多様な物質の諸世界は、ある程度互いに働きかけ、影響しあうことが…