2021-09-14から1日間の記事一覧

一言一話 54

批評をめぐる試み―1964 (ロラン・バルト著作集 5) 作者:ロラン バルト みすず書房 Amazon 構造主義が対象とする人間 極限においては、構造主義が対象としているのは、或る種の意味を豊かにもった人間ではなく、意味を作り出す者としての人間である、とさえ言…

ケネス・バーク『動機の修辞学』 28

.. イメージと観念 イメージを強調することは、観念に反対することを含んでいる。エドモンド・バークは、間違いなく、観念とイメージを相互に補完するものとして扱いたがり、彼の処方によれば、重要な言明はすべて考えとイメージと感情を持っているべきであ…

ブラッドリー『仮象と実在』 149

[自然の無限性。] 自然が融合する絶対においてを除けば、全自然が統一性をもつと主張する権利がないことを我々は見てきた。それでは、説明を必要とするいくつかの点についていくつかつけ加えよう。たとえば、我々は自然は有限か無限か問われるかもしれない…