2021-09-25から1日間の記事一覧

一言一話 61

記号の国―1970 (ロラン・バルト著作集 7) 作者:ロラン・バルト みすず書房 Amazon 俳句 俳句は、描写も定義もしない(結局、わたしが俳句とよぶのは、不連続な描線すべてのことであり、わたしの読みに提供されるような日本の生活のできごとすべてのことである…

ケネス・バーク『動機の修辞学』 35

.. 「観念」の優先 「階級の修辞」には、コールリッジが思い描いた「一次的」想像力と「二次的」想像力の区別に似た異なる同一化の種類が含まれている。 パブロフが「条件反射」の実験で研究した類の機械的な連合がある。観念とイメージとの、原因と一般的原…

ブラッドリー『仮象と実在』 156

[絶対の観点から示す。] 先に進む前に、同じ問題を全体の側から見ることは助けになるかもしれない。議論のために、全体において、なんらかの魂の状態でないものは存在しないと仮定しよう(第二十七章)。このことから、我々はそれらの魂は実在であるか、少な…