2021-10-01から1日間の記事一覧

一言一話 67

新=批評的エッセー―構造からテクストへ 作者:ロラン・バルト,花輪光 みすず書房 Amazon ポワント様式 ポワント様式とは何か?それは、もしこう言ってよければ見せ物として構成された格言である。あらゆる見せ物と同じように、格言もある快楽を目ざすのである…

ケネス・バーク『動機の修辞学』 41

.. マキャベリの「行政的」修辞 マキャベリの『君主論』は、<聴衆に影響を及ぼそうとした>ものである限り、修辞として扱うことができる。君主の臣下が聴衆だったこともあるし、外国の支配者や住人が聴衆だったこともあり、国家の特定の党派が聴衆だったこ…

ブラッドリー『仮象と実在』 162

[一方が他方の無駄な従属物なのではない。] それゆえ、我々は魂と身体が因果的に結びつくと見なさざるを得ず、問題はその結びつきの性質となるように思える。それはすべていわば、一面的であり得るのだろうか。魂は身体に形容詞的に依存しており、決してある…