2021-10-06から1日間の記事一覧

一言一話 72

新=批評的エッセー―構造からテクストへ 作者:ロラン・バルト,花輪光 みすず書房 Amazon 老年 記憶によって整序され構造化されうるようになると(これは非常に若いうちにも起こりうる)、実存はただちに運命となり、しかもまさにそのことによって終りを告げる…

ケネス・バーク『動機の修辞学』 46

.. マルクス主義的説得における究極的要素 一度語を発達的系列のなかに位置づけてしまえば、それらの語は、その本性からして限界をもつ、系列の究極的な完成(「終了」)に参加し、配列されていると言える。各段階は、そのふさわしい「瞬間」に、系列全体の…

ブラッドリー『仮象と実在』 167

[多様な魂の同一性、性質と行動。] これとともに、我々は魂の同一性の問題に導かれることになる。我々は直接的な経験は個別なものであり、それとは反対の意見を擁護したいと思う者はまずいないであろうことを見てきた。しかし、いかなる点においても、二つ…