2021-11-27から1日間の記事一覧

よろずの紙反故 6

減菌室オウム返しを消す白さかな 初春やステレオ仕様のオウム石 堀之内風にしだれる亜鉛の実 赤赤赤赤赤赤に虹を混ぜ 鉱石のうねりのなかに閼伽を置き

一言一話 110

黒いユーモア選集〈1〉 (河出文庫) 作者:アンドレ ブルトン 河出書房新社 Amazon 黒いユーモア選集〈2〉 (河出文庫) 作者:アンドレ ブルトン 河出書房新社 Amazon 黒いユーモアとその敵 黒いユーモアは、馬鹿馬鹿しさとか、懐疑的なアイロニーとか、重苦しさ…

ケネス・バーク『宗教の修辞学』 16

Ⅴ.途中部分(a) (基本的日付。幼児期に帰せられる動機。神へ向かう食物のイメージ。修辞家という職業からくる口唇の強調とのあり得る関係。幼児期の「罪深さ」。「好奇心」の罪。むち打ち。いい意味での「好奇心」。倒錯。「破滅」。大都市の洗練とマニ…

ブラッドリー『仮象と実在』 206

[その不整合、無あるいは悪に終わる。] これは道徳性が否応なしに駆り立てられるように思えるという見地である。人間がその内的な意志のみによって判断されるのは、結局のところ、否定できないように思える。そして、そうした教義が自己矛盾し、善の概念と…