2021-12-18から1日間の記事一覧

よろずの紙反故 26

世界地図ピンで留めたる揚羽蝶 明け番が尻を拭きたる製図室 あけび割れあけび色したあけびの実 カリウムの揚げびさしには虎の斑が 上げ蓋に満艦飾の混濁を

一言一話 130

食いしん坊〈1〉 (朝日文庫) 作者:小島 政二郎 朝日新聞社 Amazon 泉鏡花が推奨する講釈師吉瓶 神田伯龍という講釈師と私が親交のあるのを泉さんは誰かから聞いて知っていて、伯龍のことを話題にしてくれたことがあった。泉さんは伯龍の「薮原検校」を一席聞か…

ケネス・バーク「特殊詩学、一般言語」 4

IV 「諸原則」という考えには顕著な逆説がある。ある種の詩に具現化されている諸原則は、批評家によっても、批評家の役割を演じている詩人によっても決して適切に定式化されたことはなかった(数多くの原始的な言語が、そこに内在する文法規則を明示される…

ブラッドリー『仮象と実在』 226

[自然における目的――形而上学の問題ではない] このより高次の解釈と自然の結果的な超越は上述したようなもうひとつの論点へと我々を導く。有限な魂において除外され、意志において除外されると、目的は自然において働き、観念性であり、別の意味で言うと、…