2022-01-02から1日間の記事一覧

よろずの紙反故 30

鉄筆で書きたる本は題未定 プルースト大意をすると十二文字 学頭が退院したる鈴ヶ森 太陰にストリッパーをめとりたり 性愛の大雨が降る熱気球

一言一話 144

汚れた顔の天使 ジェームズ・キャグニー自伝 作者:ジェームズ・キャグニー,山田宏一 出帆新社 Amazon バカバカしさ わたしにとって、ショービジネスの本質は、変化であり、であり、そして、もうひとつ、非常に忘れられやすく、ほとんど話題にされない要素だ…

C・S・パース「形而上学的————Odi Profanum Vulgus————1862年3月30日」

弁証法の不十分さ 1.弁証法家の立場 第一章は形而上学の真の観念の発達をたどろうとした。概念の三幅対、それらを総合することが不可能であることは、当然のことながら、形而上学の三つの本質的な学派を生みだす。ドグマ的、心理学的、論理的学派である。…

ブラッドリー『仮象と実在』 240

[最終的には、絶対的な真理でさえ真ではなく、特異性は残る。] 上述した区別を再検証するときがきた。我々はある知識は絶対であり、それとは対称的に、すべての有限な真理は条件的でしかないことを見いだした。しかし、このことをより密接に検証すると、こ…