2022-01-08から1日間の記事一覧

よろずの紙反故 36

うららかな内情のあるゴンドラよ 釘を刺す内職の日には告解し 晴天の荒野ばかりの内地かな 王様に内通したる神の使途 明礬を内服してもむくむだけ

一言一話 150

ノーマン・ブラウン『エロスとタナトス』から。 スピノザとフロイト フロイトとは異なるスピノザが洞察しえなかったことは「多くのことに適合する肉体」を得る努力とは、幼児の肉体の復元であるということである。スピノザの「多くのことに適合する肉体」と…

C・S・パース『科学の論理について』 6

第二の種類の真理は、これまでの慣習に従った記号の外示である。たとえば、子どもの名前は、洗礼の慣習に従い、その人物を指している。記号が複数のものを指すこともあり得るが、それらが示す各対象は慣習によって固定されておらねばならないので、真の一般…

ブラッドリー『論理学』 2

[記号とはなにか。4-6] 4.論理学的目的に関しては、観念はシンボルであり、シンボル以外のなにものでもない。(4)これ以上進む前に、新味のない恐れはあるが、シンボルがなにかについて述べてみなければならない。 *1 あらゆるものにおいて、我々は…