2022-03-24から1日間の記事一覧

レイモンド・ウィリアムズ『マルクス主義と文学』17

3.文学 「文学」を概念としてみることは比較的困難である。通常の用法では、特殊な記述以上のものではなく、そこに記述されているのは、概して、概念として働きながらそれでもなお現実的かつ実際的であると固く信じられている特殊な作品及びそれに類した作…

ブラッドリー『論理学』24

§17.固有名の主語に関する奇妙な錯覚が広く行き渡っている。固有名詞には<含意>がない、あるいは、より一般的な専門用語を使えば、<内包>がないといわれている。通常の言語においては、それはなにかを<あらわす>が、何ものも<意味>しないとされて…