2021-01-03から1日間の記事一覧

ケネス・バーク『歴史への姿勢』 83

VII どのように締めくくりをつけたらいいだろうか。動機に関する「職務の」理論が純粋に「個人的な」領域を含んでいるように(その根は子孫をも巻き込んだ<自然な>勤めであり、生まれてから数年間の動物としての人間に刻みつけられる「家族内での」経験…

ケネス・バーク『歴史への姿勢』 82

VI こうした七つの職務、或いは「義務」は、動機づけの観点を含んではいるが、行為へ導く<動機>よりもむしろ<行為>についての名称である。人は、そう「すべき」だと感じるが故に統治することもあり得る。或いは、部下に自分の意志を押しつけたいという…