2022-01-18から1日間の記事一覧

よろずの紙反故 45

眉刷毛を性具にしたるヴィシュヌ神 きぬぎぬに埋没したる岸惠子 鳴神やマイルをワットに変えたりき 猛悪な蒸気機関のパンクたち みだりがましく妄語を発す漢詩人

一言一話 159

下村亮一『晩年の露伴』から。 露伴の句 露伴の句の中に、「ああ降ったる雪かな 詩かな 酒もかな」というのがある。 詩が酒とともにある。

レイモンド・ウィリアムズ『マルクス主義と文学』 4

実践においては常に二つの発達の間にある種の関係がもたれているが、その強調点は非常に異なっている。この第二の意味の始まりには、「文明」という語がもつ、ある種の完成された状態と発達の完成された状態という両義性がかかわっている。この完成された状…

ブラッドリー『論理学』 11

[判断の発達。それは遅くなってからの産物である。18] III.§18.我々は判断について予備的な考察をし、いくつかの誤った考え方を取り除こうと努めた。ここでは三番目の仕事として、この機能の発達について述べなければならない。既に明らかにした…