一言一話 116

 

...よい本

 

よい本とは、初めからしまいまですべて正しい本という意味ではなく、多少の錯覚があっても、正しいところはひどく正しい、という本のことである。そしてわれわれが鍛錬されるのは、むしろそういう本によってである。

 

正しいだけが取り柄の本が最近多いから。