2021-07-28 一言一話 15 小説 文学と悪 (ちくま学芸文庫) 作者:ジョルジュ バタイユ 筑摩書房 Amazon サド 自然 サドの言うことを<文字どおり>に真にうけることほど無駄なことはない。・・・概して彼は、神のかわりに、<永久運動の状態にある自然>を設定しているのである。しかも彼は、この自然の信奉者であるかと思うと、またそれを呪詛する者ともなっているのだ。 「彼は貴族を愛し、憎んでいたんやね」、淀川長治がヴィスコンティを評した言葉。