2021-08-17から1日間の記事一覧

一話一言 32

有罪者: 無神学大全 (河出文庫) 作者:ジョルジュ・バタイユ 河出書房新社 Amazon 真理のありか 真理は会話とともに、共有される笑いとともに、友情とともに、エロチスムとともに始まり、ひとりの人間から他の人間へと移行しつつ、はじめて生起するものなのだ…

ケネス・バーク『動機の修辞学』 6

.. 変容のイメージ化 もう一つのやっかいの種を加えることで、事態を明確化できる要素をつけ加えることにもなる。今度は、同じ「歴史の曲線」に属するコールリッジの「宗教的瞑想」からである。 彼の巨大な一族には 無傷のものを傷つけるカインは存在せず(…

ブラッドリー『仮象と実在』 127

...[完全性と量。] よくある間違いから引出される反論について最後に軽く触れておこう。量はしばしば完全性の観念に導入される。というのも、完全性は我々がたどり着くことのない彼方のように思われ、それは自然に無限の数という形を取る傾向にあるからで…