2021-08-19から1日間の記事一覧

一話一言 34

有罪者: 無神学大全 (河出文庫) 作者:ジョルジュ・バタイユ 河出書房新社 Amazon 笑い--維持されぬもの もし私の生が笑いの中に身を滅ぼすとすれば、私の自信は無知の自信となり、結局は自信の全面的欠如となるだろう。狂乱の笑いは推論の手のとどく圏内か…

ケネス・バーク『動機の修辞学』 8

.. パーソナリティ・タイプにおける「悲劇」の形 死や悲劇的終幕との関わりにおいて本質を定義することの背後に普遍的に感じられる文法の原則があるとするなら、アンケート調査がある種宗教的な崇拝の対象となっている我々の擬似科学において、「悲劇」の範…

ブラッドリー『仮象と実在』 129  

第二十一章 独我論 [問題の設定] 第一部で我々は事実を扱う様々な方法を検証し、それらがすべて現象以上のなにももたらさないのを見出した。第二部において我々は実在の本性に取り組んでいる。そこで、ある程度はその性格の一般的観念を形成し、それに対す…