2021-12-23から1日間の記事一覧

よろずの紙反故 30

素粒子の解を求めてデパートに スコップで海を埋めたる工作者 心身のかゆさに耐えて調律し 巻き尺の巻きのあまりが害となり 我意通し余った糸が針となり

一言一話 134

Rousseau & Romannticism 現実と幻影 生というのは、ここでは一なるものを与え、他では変化を与えるというものではない。<常に変化する一なるもの>を与えるのである。一なるものと変化とは分けることができない。堅固で永続性のあるものが真実だと感じられ…

ケネス・バーク=マルカウ・カウリー書簡 2

989 東通り ウィーホーケン N.J 1915年11月6日 [PS] 親愛なるマルコム 昨晩は僕の生涯でもっとも充実した時間だった。僕はドライサーのところにいた。経験したことすべてを書こうとはしない。冒涜のように思えるから。わかるだろう、僕にとって…

ブラッドリー『仮象と実在』 230

第二十七章 究極的な疑問 [我々の結論は可能なのか。] 未熟ではあるが、この作品を終わるときが来た。どれほど、またどういう意味合いで我々は主要な結論を確かなものとして扱う自由をもつだろうかと問うことで結論としよう。我々は実在が一であること、そ…